東進入塾テストの全貌:難易度が高い?落ちる人や問題、答えなど

進学予備校でも大手の東進グループです。運営は株式会社ナガセが行っており、直営の校舎が「東進ハイスクール」で、フランチャイズ加盟の校舎が「東進衛星予備校」という棲み分けになっています。

よく進学塾や予備校などで「入塾テストの結果、入学できなかった」ということを耳にしますが、東進では入校にあたりどのような手順を経て入学するのでしょうか。

入るにあたり実施されるテストの話を中心に、東進グループの入学システムを解説します。

東進 入塾テスト

記事の内容

  • 東進の入塾テストとはどんなものなのか
  • 入塾テストで落ちることはあるのか
  • テストの問題は過去問?
  • 東進入塾テストの難易度
  • どの範囲までテストするのか?その内容
  • 実施時間について
  • 入塾テストの答えは分かるのか
  • 東進ハイスクールの入塾テストの難易度
  • 東進の入塾テストについての実施状況
  • 大学受験の始め時
  • 高1の東進入塾テスト
  • 高2の東進入塾テスト
  • 高3の東進入塾テスト
  • 東進の入塾テストのレベルはどのくらい
  • 平均点は?
  • 浪人生でもテストは必要?
  • 東進の入塾テストでは落ちないが、実力を測る物差しとなる
  • 総括

執筆:KOJI
運営者経歴:元飲食店経営者・最大4店舗運営・年商2億5000万円~従業員数120人~

東進の入塾テストとはどんなものなのか

東進の入学手続きは申込にはじまり、その後「プレカウンセリング」という面談で生徒と親から希望する進路や大学を聞き、東進の料金を説明しています。

そして次に待っているのが「入学時学力診断テスト」で、東進のホームページによると「本テストにて入学基準点に達した方が入学対象者となります」とあります。

もし東進の言う「入学基準点」に達していなかったら入学できないのでしょうか。試験の内容を含めて東進の入塾テストの実態を、他の予備校との違いも交えて見てみましょう。

東進の入塾テスト

入塾テストで落ちることはあるのか

東進の入塾テストで「入学基準点」とありましたが、それに達しない場合「入学できない」という意味としか理解は出来ません。では実際に基準点に達せず落ちることはあるのでしょうか。

東進の入塾テストは「入学時学力診断テスト」と東進が言っているように、目的は入学希望者を落とすためのテストではありません。ただレベルが低いにもかかわらず「東大を目指します」などという生徒を、本当に東大を目指すレベルの中へ放り込むわけにはいきません。

東進も校舎によってはハイレベルな生徒が多いところがあり、その校舎へ入学希望者がいたとしても入塾テストの結果では、他の校舎へ回されることはあります。見方によっては「入塾テストで落ちた」と言えないこともありませんが、東進へ入れないわけではないのです。

逆に入塾テストで高得点をマークした場合などは、その後特進クラスへの道が開かれるなど優遇される可能性も出てきます。当然入塾テストの成績だけでは決まりませんが、東進の「東大特進コース」などに認定されれば、「一定数の講座が無料」などの優遇措置が受けられるのです。

テストの問題は過去問?

東進の入塾テストはそれ専用のものが用意されているわけではありません。具体的な内容については後で触れますが、入塾テストに使われる問題は東進が過去に行った模試が使われています。

つまり入学時の学力診断を「本番を想定した少し難しめな模試」で行っているということです。

無駄な努力ですし、それが出来るのなら東進に入学する必要もありませんが、東進の過去の模試を全て解いてみてから入塾テストを受ければ、成績優秀者の多い校舎へ入学することも理屈上は可能なのです。

テストの問題は過去問

東進入塾テストの難易度

東進の入塾テストは、東進が過去におこなった「共通テスト本番レベル模試」なのですが、その難易度はどの年に行った模試なのかによって違いがあります。しかし過去の模試から考えると平均レベルより少し難易度が高い傾向があります。

東進の全体的な評価は別として、模擬試験の質については良い評価が下されていますので、あまり安易に入塾テストを考えない方が良いでしょう。

どの範囲までテストするのか?その内容

東進の入塾テストで受ける科目は「主要科目」と言われる、英語・数学・国語の3科目になります。主要科目は大学受験においても配点比率が高く、受験へ向けた学力診断にはもっとも重要な指標になるためです。

他の予備校でも同じことが言えますが、主要科目と言われるこの3科目の基礎を固めることが受験勉強の第一歩と言っても過言ではありません。つまり入塾テストで「最低限の基礎が出来ているか」を見られているのです。

どの範囲までテストするのか?その内容

実施時間について

東進の入塾テストはどれくらいの制限時間で実施されているのでしょうか。答えを先に言うと「大学入学共通テスト」と同じ時間設定です。過去の模試を使用しているので、模試の実施と同じなのです。

科目によって若干の違いがありますが60分~80分で1科目を終えます。本番でも言われることですが、各科目の基礎が出来てから応用まで到達し、なおかつ問題を解くテクニックが身についていないと時間内に終えるのは厳しいかもしれません。

しかし入塾後も模試などで何度も経験して身につけなければならないことなので、入塾テストとはいえ貴重な経験です。

入塾テストの答えは分かるのか

東進の模試も同じなのですが、自己採点が基本なので答え合わせは出来るようになっています。

詳しい分析は東進に任せるとしても、この答え合わせ・自己採点も受験を乗り切るためには必要なことなので、予行演習のつもりで経験してみましょう。

 

入塾テストの答え

東進ハイスクールの入塾テストの難易度

東進が直営の「東進ハイスクール」とフランチャイズの「東進衛星予備校」の2種類の校舎が存在することは説明しました。ではこの2つで入塾テストの難易度に違いはあるのでしょうか。

東進を運営する株式会社ナガセの方針として「直営でもフランチャイズでも質の高い教育」という理念から、入塾テストでも違いはありません。ただこれは事実なのですが、校舎によって教育自体の質にはバラつきがあるので、入塾テストよりその違いの方を見極めることが大事なことです。

東進の入塾テストについての実施状況

東進グループへの入学は小学生や中学生からできます。言い方はどうかと思いますが「小中高一貫予備校」とでもいえるものです。

当然小学生は中学受験、中学生は高校受験がそれぞれ目標になるのですが、さらにそこから大学受験まで全てが視野に入ります。

つまり「東進の入塾テスト」といっても入学時の学年によって内容は変わります。

ここからはスタートする学年ごとの学習計画の違いや、各学年別の入塾テストの出題範囲などについて解説していきます。

東進の入塾テストについての実施状況

大学受験の始め時

大学合格が人生の最終目標ではありませんが、少なくとも人生における大きな分岐点であり、受験活動はそこがゴールであることは間違いありません。目標達成のためには準備期間は長いほうが有利であることは間違いありません。

つまり言うまでのないことですが、高校3年になってから慌てて受験勉強するより、高校1年から計画的に受験勉強を進めたほうが成績も伸びやすく、志望校への合格確率も上がります。東進が公表している「スタート時期の違いによる成績の差」はこうなっています。

東進ハイスクール

東進ハイスクール

東大現役合格生へ「いつから東大を目指そうと思ったのか」というアンケートを実施した結果、幼稚園のころからが12.8%、小学生のころからが19.0%となっており、親の影響はあるにせよ早くから取り組んだほうが有利な事実が分かります。

高1の東進入塾テスト

高校受験も終わり晴れて高校1年生となったときから「大学受験」を始めている生徒はいます。そんな生徒が受験勉強のための有力な選択肢が予備校であり、その一つが東進です。

高1が受ける東進の入塾テストはどのような範囲のテストなのでしょうか。

東進の入塾テストは基本的に「大学入学共通テスト」と同じ形式の模擬試験を使用します。出題範囲は中学校までの学習範囲全てと高校1年で履修している範囲です。

つまり高1になったばかりで受けるのと、高1の終わりで受けるのでは前者の方が難易度は高くなります。しかし高1で受ける入塾テストの点数や偏差値は、まだ取り返しがつきます。

そのため高1からスタートすると考えておきましょう。出題範囲は英語・数学・国語です。

高1の東進入塾テスト

高2の東進入塾テスト

高校2年は大学受験において重要な学年だと言われます。高校3年になれば誰もが受験を強く意識し、誰もが受験勉強に力を入れるのですが、高2だとまだ受験まで余裕のある計画を立てられるからです。

もし難関大学を目指すのであれば高2に冬を迎える段階で、志望校の受験レベルに達していないと、そこから逆転で合格できる確率は20%以下だと言われています。つまり上を目指すのであれば「高3から受験勉強を始めても手遅れ」の可能性が高まります。

高2で受ける東進の入塾テストは、高1で受けるテストの履修範囲が高2で学ぶところまで広がっている以外は同じです。

しかし高1で受ける入塾テストより、点数や偏差値の見方は少々シビアになってきます。志望校の偏差値と差があるようだと、入学以後の努力も相応の事が求められるでしょう。出題範囲も高1と同様、英語・数学・国語です。

高3の東進入塾テスト

いよいよ受験を迎える学年の高3です。考えてみると4月に高3になってから翌年1月に行われる大学入学共通テストまで10か月を切っている状況です。

ここから本格的に受験勉強に取り組むことは、早くから取り組んでいる生徒に比べ相当なハンデがあります。

高3で受ける東進の入塾テストも大学入学共通テスト本番レベルのものになります。この段階で志望校の偏差値と差が大きいようであれば、志望校の選定すら考え直さなければならないでしょう。

ただ不可能ということは断言できませんし、過去にも凄まじい追い込みで難関校へ合格した先輩は多くいます。その努力が出来るのかを含め、ち密に計画を立てなければならないのが「高3からのスタート」なのです。

高3の東進入塾テスト

東進の入塾テストのレベルはどのくらい

東進の入塾テスト、すなわち東進が実施している「共通テスト本番レベル模試」のレベルは他の予備校などと比較をしてどうなのでしょうか。レベルを計る要素は大きく2つあり、一つは受験者数の多さでしょう。

参加人数が多いほどテストによる偏差値の信頼性や正確性が上がるからです。もう一つの要素が模試自体の問題の質です。

東進の「共通テスト本番レベル模試」ですが、一つめの受験人数でいうと河合塾や駿台予備校と比べ少ないため、一部では「東進の模試の順位や偏差値は信用できない」という声もあります。

ただ問題の質という点では評価が高く、特に理系科目の問題はそう言われています。それと東進模試の最大のアピールポイントは、受験者の成績を徹底的に分析した「成績表」で、受験へ向けた自己分析のために非常に役に立ちます。

平均点は?

東進の入塾テストは模試の過去問を使用するのですが、入学希望者の平均点は発表されていません。東進に入学を希望する生徒は多いうえにレベルも様々で、その平均点と比べることにあまり意味はないことです。

それより重要なことは、入塾テストの結果を分析したうえで行われる面談での指摘内容で、そこでは志望校を目指すうえでの弱点が明らかになり、それを克服するための学習スケジュールが提案されます。

このことこそが予備校の存在価値だと言えます。

平均点

浪人生でもテストは必要?

何度も説明したとおり、東進の入塾テストは「落とすためのテスト」ではなく、受験生のレベルや傾向を知るためのテストです。そのため浪人生だから受けなくて良いということはありません。

残念なことですが浪人生(志望校に落ちた)ということは、どこかに弱点があるはずなので、なおさら東進の入塾テストで分析されることが必要な立場なのです。

総括:東進の入塾テストでは落ちないが、実力を測る物差しとなる

記事のポイントをまとめておきます。

東進の入塾テストについて

  • 東進の入塾テストは生徒のレベルをしるためのもの
  • 東進の過去の模試を入塾テストに使用しています
  • 実施の仕方は模試と同じです

学年ごとの入塾テストの違いや受験勉強

  • 早くから始めるほど有利な受験勉強
  • 高1から高3まで出題範囲が違う入塾テスト
  • すこし難易度が高めの東進入塾テスト

東進に限らず「入塾テスト」と聞くと少し緊張するものです。しかし東進では正式には「入学時学力診断テスト」という、入学希望者の実力を知り適切な指導を実施するためのものなので、ありのままの実力を示すべきテストだということが分ります。

孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とあるように、自分の実力を知ってこそ受験を勝ち抜けるのです。入塾テストとはそんな自分を知る場なので、変に構えずリラックスして臨みましょう。

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