パーソル テンプスタッフ住民税の真相:給料から天引きされる!?

テンプスタッフ 住民税

国民の三大義務のひとつである【納税】について、あなたはどれだけの知識があるだろうか。社会で働くと働いた報酬として給料がもらえるのだが、実はあなたのその給料から税金や保険料が引かれているのだ。

給料明細を見て、手取りの少なさに驚く人や、実のところはどういう税金が引かれているのか分からない人も多い。

その天引きされている税金のなかでも、よく混同してしまうのが【所得税】と【住民税】である。この2つの税金は、給料から天引きされている場合とそうでない場合がある。

正社員として働いていれば大体の人は給料から天引きされているのだが、派遣社員はそうとは限らないのだ。

税金のことをよく知らないままでいると、納税することさえ分からずに支払い期限を過ぎて【滞納者】という扱いをされてしまう。もし納税を怠るとどのようなペナルティがあるのか知っておく方がいいだろう。

今回は派遣会社テンプスタッフの所得税や住民税について詳しく説明していこうと思う。自分はどの納税方法に当てはまるのかを考えながら読み進めてほしい。

記事の内容

  • テンプスタッフの住民税(派遣社員)所得税との違い
  • ①所得税とは
    所得税は国に治める「国税」
  • ②住民税とは
    特別徴収
    普通徴収
  • パーソルテンプスタッフは給料から住民税は天引きされない
    テンプスタッフQ&A
    普通徴収の流れ
  • なぜテンプスタッフの住民税は特別徴収ではなく「普通徴収」なのか
  • 納税を忘れるとペナルティがある
  • 住民税未納の場合の流れ
    住民税の納付を忘れていたときは
    住民票の納付書を紛失したときは再発行ができる
  • テンプスタッフの住民税の納付方法
  • 納税できる場所
  • 「一括払い」又は「分割払い」を選ぶ
  • テンプスタッフの住民税は各自で納付しよう!
  • 総括

執筆:HITOMI
運営者経歴:元飲食店経営者・最大4店舗運営・年商2億5000万円~従業員数120人~

テンプスタッフの住民税(派遣社員)所得税との違い

All About マネー

出典:All About マネー

給料明細の控除項目を見てみよう。ここには給料から天引きされている税金や社会保険料が記載されている。天引きされる税金に「所得税」と「住民税」がある。

そのほかにも引かれるのが「雇用保険料」「健康保険料」「厚生年金保険料」「介護保険料」だが、これらは税金ではなくあなたが加入している社会保険の保険料である。

また、労働組合や共済費が天引きされている場合は、それぞれの会社が協定を結んでいる組合があり、その組合へ会費という形で給料から引かれているのだ。

このように、私たちは給料から色んな税金や社会保険料が引かれている。そして最後に残った金額が【手取り】と呼ばれている手元に残る給料なのだ。

それでは、間違いやすい2つの税金について詳しく解説していこう。

①所得税とは

所得税は、個人の所得に対してかかる税金で、1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算します。

国税庁より引用

あなたの1年間の所得から必要経費を差し引いた額が、所得税の課税対象というわけである。この所得税は、その人の所得に応じて税率が段階的に上がっていくようになっている。

つまり、たくさん稼いだ人はその分所得税の税率が上がってしまうというわけだ。「働くほど税金がとられる」という言葉をよく聞くが、実はその言葉は正しい。

所得税の納税額は1月~12月までの給与所得により確定される。会社に勤めていると、毎年11月頃に年末調整の書類を提出すると思うが、この書類によって納税の過剰・不足を精査しているのだ。この年末調整で税金を払い過ぎていると分かれば、手元に戻ってくる。

しかし逆に、税金の徴収が足りないとなれば、追加で払う必要があるのだ。

年末調整をして過剰分が返ってくるときはガッツポーズをするほど嬉しいが、もし不足しているときは諦めてきっちりと納税しよう。

所得税は国に治める「国税」

所得税は国に納める税金のため、納税先は税務署である。私たちが納めた所得税は、主に国民が生活をする上で必要な教育・介護・医療などをはじめ、道路や公園などの整備にも使われている。

②住民税とは

個人住民税は、地域社会の費用の負担を住民が広く分かち合う「地域社会の会費」的な性格を有する税です。市町村民税と道府県民税があり、1月1日にその市町村(都道府県)に住所を有する者に対し、当該住所地団体が課税するものです。

総務省より引用

住民税は前年の1月~12月までの所得によって納税額が決まり、税率は一律である。1年間の個人の所得によって決まる「所得割」と、すべての人に一律でかかるの「均等割り」があり、この2つによって住民税の金額が決まるのだ。

住民税という名のとおり、住民税はあなたが住んでいる都道府県・市区町村に納める税金である。そのため地方自治体ごとに課税額に差があったり独自の税金を追加されることもある。

住んでいる市区町村によって違うので、同じ所得の同僚と給料明細を見比べると、住民税の金額に差がでることもあるのだ。

住民税はあなたの住んでいる街のサービスに使われる税金である。道路の工事や駅舎の建て替えなど、住みやすい街づくりには資金が必要となる。その財源を住民が負担しているというわけだ。

特別徴収

Rakutenお金の総合案内

出典:Rakutenお金の総合案内

特別徴収とは、事業所(会社)が毎月の給料から住民税を天引きして本人の代わりに納税する方法である。前年の所得を考慮して決定された住民税は、6月から翌年5月まで毎月給料から天引きされるのだ。

特別徴収を取り入れている会社に勤めている場合は特に自分で何かをする必要はない。そのため、給料明細を詳しく見ていない人は毎月いくら納税しているのか分からないことも多い。

普通徴収

Rakutenお金の総合案内

同上:Rakutenお金の総合案内

一方の普通徴収は、各自で住民税を納める必要があるのだ。勤めている会社が住民税を特別徴収で納付してくれない場合は、自分で役所や金融機関の窓口で支払わなければならない。

所得税は特別徴収で納税するようにと義務づけられているのだが、住民税は必ずしも特別徴収でなくてもいいとされている。そのため、住民税の徴収方法は会社によって異なるのだ。

普通徴収の場合は、自宅に住民税の納付書が届く。その納付書を窓口に持っていき、一括払いか分割払いのどちらかで納税しなくてはならない。一括で払うほどお金に余裕がないときは、年4回の分割払い(6・8・10・1月)を選ぼう。

パーソルテンプスタッフは給料から住民税は天引きされない

テンプスタッフQ&A

出典:テンプスタッフQ&A

それでは派遣会社テンプスタッフでは住民税はどのように徴収されているのかを説明しよう。テンプスタッフの住民税についての対応方法を確認すると、住民税は給料からは天引きされないと回答があった。つまり普通徴収で納税するというわけだ。

普通徴収の納税の流れはこちらである。

テンプスタッフ普通徴収の流れ

  1. テンプスタッフがあなたの住んでいる市区町村に「給与支払いの報告書」を送付する。
  2. 翌年の5~6月頃に自宅に「住民税の納付書」が送られてくる。
  3. 納付書を持って金融機関窓口やコンビニなどで支払いをする。(分割払いか一括払いを選ぶ)

なぜテンプスタッフの住民税は特別徴収ではなく「普通徴収」なのか

なぜ正社員で働く会社は特別徴収の納税方法を取り入れているのに、派遣会社やテンプスタッフでは普通徴収での納税なのか気になるところだろう。

先ほども述べたように所得税とは異なり、住民税は会社側が特別徴収か普通徴収を選べるようになっている。

一般的に正社員を多く抱える会社であれば特別徴収の方法を取り入れている。なぜなら、このような会社では社員は長期的に働く前提であり、個人の就労期間や収入を把握しやすい。

しかし派遣社員を多く抱える派遣会社の場合、契約期間や収入には個々に違いがあるため全員の把握が困難である。

派遣会社の負担を減らすという意味でも普通徴収を選ぶ会社が多いのだ。

納税を忘れるとペナルティがある

自宅に住民税の納付書が届いても忙しくてついつい納税するのを忘れたり、納付書を紛失したりすることもあるだろう。しかし住民税は指定の日付までに納めなければならない。

もし滞納してしまうとペナルティとして【延滞金】が発生するので注意しよう。延滞金は住民税を全額納付するまでは発生し続けてしまうのだ。

しかしそれでも納税されない場合は強制的に【差し押さえ】を受けることになる。テレビドラマでよく見かける、あの差し押さえである。税金は滞納しても免除になることはない。

延滞金が増え続け、その後差し押さえとなるのなら初期段階で納付した方がいいのは一目瞭然だ。

住民税未納の場合の流れ

納付期限の約20日後に督促状が届く

それでも納付されない場合は約10日後に差し押さえなどの滞納処分が科される

参考:大阪市ホームページ

住民税の納付を忘れていたときは

もし住民税の納付期限を過ぎて滞納していることに気がついたときは、納付書を持って市区町村窓口に行こう。お金があるのならその場で納付すればOKだ。

しかしどうしても生活が苦しくて払えないという場合は、窓口で相談してみると分割での少額納付の相談にのってくれることもある。

放置してもなにも良いことはないので、早急に対応しよう。

住民税の納付を忘れていたときは

住民票の納付書を紛失したときは再発行ができる

住民票の納付書が届いていたはずなのに探しても見つからないときは、あなたが住んでいる市・区役所の納税課へ行けば再発行してもらえる。

納付期限を過ぎる前であればペナルティの延滞金もなく通常の住民税のみの支払いで済むので、紛失に気がついたら早めに行動しよう。

テンプスタッフの住民税の納付方法

テンプスタッフは住民税の納付方法が普通徴収なので、忘れずに自分で支払いに行こう。

以前は役所か金融機関で納付するというイメージが強かったが、最近では多くの窓口で対応してくれるのだ。忙しい社会人には大変ありがたい。

納税できる場所はこちらを参考にしてほしい。

納税できる場所

住民税納付可能場所

金融機関の受付窓口

コンビニエンスストア

市役所(本庁及び各区役所)内の指定金融機関派出所

市・区税事務所 納税課

口座振替・自動振り込み

Pay-easy(ペイジー)インターネットバンキング・モバイルバンキング

モバイル決済(LINE Pay・PayPayなど)

「一括払い」又は「分割払い」を選ぶ

自宅に届く住民税の納付書は一括払い用と分割払い用の2種類が同封されている。一括払い用の納付期限は6月末である。納付書が届いてからそれほど期間はない。一括で支払える余裕がある場合は、お金を用意して6月末までに全額を納めよう。

一方の分割払い用の納付書は4枚同封されており、それぞれの用紙に納付期限が記載されている。基本的には、6月・8月・10月・1月のそれぞれ末日までに納付しなければならない。一括で支払うお金がない人は分割払いが助かるが、しっかりと支払い月を把握して、忘れずに納めよう。

総括:テンプスタッフの住民税は各自で納付しよう!

それでは今回の記事のポイントをまとめておこう。

所得税とは個人の所得に対して課される税金で、国へ納付する義務がある

住民税とは前年の所得に応じて課される税金で、市区町村に納付する義務がある

住民税は「特別徴収」「普通徴収」の2種類の方法で納付する

普通徴収の場合は2種類の納税方法がある

  • 一括支払い
  • 分割支払い(4回)

テンプスタッフの住民税は「普通徴収」である

住民税の支払いを怠るとペナルティがある

  • 延滞金の発生
  • 強制的に差し押さえされる

住民税の納付可能場所

  • コンビニエンスストア
  • 金融機関の窓口
  • 市・区役所内の納税課窓口
  • Pay-easy(ペイジー)
  • 一部モバイル決済

一生懸命働いて受け取った給料から住民税や所得税などが天引きされているのを見ると、損をしたような何とも言えない気分になるだろう。

確かに税金が引かれているのは辛いことだが、私たち国民には税金を納めるという義務がある。私たちが納めた税金のお陰で、国民は高度な医療や教育を受けられるのだ。

自分が月々、もしくは毎年いくら税金を納めているのかは、社会人であれば知っておく必要がある。自分が損をしないためにも税金についての最低限の知識を持って、正しく税金を納めよう。

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